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Julius Eastman: Unjust Malaise - CD
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ジャンルや社会的な境界を越えて独自の表現を貫いた、アフリカ系アメリカ人作曲家ジュリアス・イーストマンの音楽が初めて公式に音源化された作品集。長らく失われたとされていたイーストマンの音楽的遺産を、3枚組CDセットとして再構成した決定盤です。
イーストマンはミニマリズムの加算的構造を応用し、“オーガニック・ミュージック”と呼ばれる作曲技法を確立しました。これは、各セクションがそれまでのすべてのセクションを同時に内包しながら重なり合っていくという、累積的な重層構造によって展開されるものです。彼がこの技法で書いた作品には、意図的に挑発的なタイトルが付けられており、イーストマン自身が属していたマイノリティの意味を肯定的に再解釈しようとする意志が込められています。
ゲイであること、黒人であること、社会の周縁に追いやられた経験――そうした生の実感を、むき出しの音として響かせたイーストマン。彼はポスト・ミニマリズム第一世代の最も重要な作曲家のひとりであり、その作品を音楽史に取り戻すための本作は、まさに大胆な第一歩です。
ジュリアス・イーストマン(Julius Eastman)
1940年、ニューヨーク州生まれ。カーティス音楽院で声楽と作曲を学び、クラシック音楽の訓練を受けながらも、ポスト・ミニマリズム以降の新たな音楽の可能性を切り拓いた作曲家・パフォーマー。ミニマル・ミュージックに、黒人としての経験やクィアとしての視点を融合させた“オーガニック・ミュージック”という独自の方法論を確立しました。
挑発的なタイトルや政治性の高いコンセプトにより物議を醸すこともありましたが、創造力と革新性に満ちたその作品は、後世のアーティストたちに多大な影響を与えています。1980年代後半には経済的困窮の中でホームレス状態にあったとされ、1990年に49歳で死去。現在では、その音楽的業績が再評価されています。
【レーベル】New World Records
【発売日】2005年01月01日
【フォーマット】3CD