ビート・ジェネレーションを代表する作家、ウィリアム・S・バロウズの処女作にして、薬物依存、禁断、そして再発を繰り返す日々を赤裸々に描いた自伝的作品の改訳・新組版。

ニューヨーク、ニューオーリンズ、メキシコシティのジャンキー街をさまよいながら、禁断症状に苦しみ、売人となり、酔っ払いから金を巻き上げる日々──本書は、ハーバードで人類学を学んだ著者による、戦後アメリカのドラッグ・アンダーグラウンドの実態を伝えるフィールドレポートとも言えるでしょう。

アメリカの作家であり、ビート・ジェネレーション文学運動を牽引した重要人物。ドラッグや性、暴力、国家権力といった当時のタブーに切り込み、過激な作品群を発表した。断片的で実験的なスタイルは、文学のみならず、音楽、映画、アートにまで大きな影響を与えている。

小説『クィア』の刊行と映画『クィア／QUEER』の公開を記念して、バロウズ関連書籍をご購入の方にオリジナルステッカー（非売品）をプレゼント！

映画『クィア／QUEER』は5月9日公開。

『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督による最新作。

同日にはドキュメンタリー映画『バロウズ』も公開。

この機会に、バロウズの世界をぜひ体感してください！

【著】ウィリアム・バロウズ

【訳】鮎川信夫

【改訂】山形浩生

【発売日】2025/05/27

【出版社】河出書房

【体裁】文庫

【頁数】296ページ

【定価】本体1,200円＋税

【言語】日本語

【ISBN】978-4-309-46816-7